ながわ山菜館からお届けする

 2005年に松本市と合併した旧奈川村。同県木曽郡木祖村と岐阜県高山市に隣接する位置にあり人口約660人。小中が併設した奈川小中学校がありますが、昨年幼児の減少により地域内に唯一あった保育園が休園となってしまい過疎高齢化が進む山間地域です。そんな松本市奈川にある地域産物の直売所、おいしいお蕎麦を提供する飲食店、コアファンのたくさんいるキャンプ場などを運営する「株式会社ふるさと奈川」(地域運営法人)の統括ディレクター小林新蔵さん、ながわ山菜館店長大石早苗さんの“さとやまな人”にお話を伺いました。

 まず、地域特産品の直売場を運営するながわ山菜館店長大石さんは出身は、長野県根羽村(こちらも林業や木工が盛んな山間地域)で、各地を転々としながら約8年前に奈川に住むようになったそうです。そして、生れも育ちも生粋の奈川っ子の小林さんは、畑に木こりに猟師と大忙しな方で地域内の困りごとなど、なんでも聞いてしまうお人柄。

こどもの頃の奈川の様子やどんな遊びをしてすごしていましたか?

(小林さん)「オレがこどもん頃は、1学年26人いて奈川内にも小学校が3校もあったな。畑では多くの人が働き、車を持つ人が今より少なかったから、歩く人をよく見かけて活気があったなぁ。小学校ができた当初はプールがなかったので近くの川(梓川支流奈川)の水が深くなっているところでよく泳いだもんだ。こども仲間で山で秘密基地作ったりな。にぎやかだったよな~」

移住者である、大石さんへお聞きしますが、奈川に暮らしてどんなところが魅力ですかね?

(大石さん)「観光地として整備されすぎていないので、森や畑の自然は人の営みをつくり、暮らしそのものであるところが好きですね。また、狭い地域では人が排他的になるという話をよく聞きますが、ここに暮らすおばちゃん、おじちゃんは、そんな事は全くなく私を受入れてくれたのが一番うれしい事でした。みんな、のほほ~んとしていてすごく暮らしやすいですよ。」

そして話は、、たくましい女性がたくさんいるという話題に

(大石さん)「みんなやさしいですけど、女性はたくましいです。80歳のおばあちゃんでもビーバー(刈払機を長野県ではそう呼ぶ)をブンブン使っているから、凄いよ! 女性と言えどみんなそれぐらいはやってしまうんですよ」

(小林さん)「それだけ、自然との距離が近いという事なんだろうな。畑や山菜採りなど、それらが暮らしのなかに一緒にあり日常なので、特別なことではないんだよな。」

小林さんはアイデアマンで、いつも新しい風を奈川に吹き込む事をされていますが、これからの奈川にどんな未来をみていますか?

(小林さん)「奈川のイイところは、やっぱり景色や暮らしなんだろうな。山に囲まれた地形に整然と人が作った畑が並び、そして山に入り木を切る人、狩猟をする人がいる。そういう人間の暮らしが、まだ今はギリギリ残っている。これを持続させる事と新型コロナウィルスで新たな価値観になってきたので、今までとは異なる山暮らしのスタイルができるかもしれないしな。」

そんな未来の里山ライフを創造していくお二人から、ながわ山菜館から特別なセット商品をお届けします。

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